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基本設計電気通信資格(電通主任・工事担任者)

電気通信主任技術者・工事担任者の受験手続きガイド|申込みから合格発表まで

電気通信主任技術者・工事担任者を受けようと決めても、勉強を始める前に「どこにどうやって申し込むのか」でつまずく人は意外と多いのではないかと思います。実施団体のサイトは情報量が多く、しかも工事担任者は区分によって定期試験とCBT方式に分かれているため、初めて見たときは手続きの全体像がつかみにくいと筆者自身も感じました。

この記事では、電気通信主任技術者・工事担任者に共通する実施団体と申込みの流れ、区分ごとの試験方式の違い、受験票や当日の持ち物、合格発表から資格者証の交付申請までの手続きを一通り整理します。試験日程・受験手数料・変更可能な期限といった変わりうる数値は本記事の執筆時点で確認した情報をもとに書いていますが、年度ごとに改定されることがあるため、出願前には必ず実施団体の公式サイトで最新の情報を確認してください。資格そのものの内容や科目免除の制度については、当サイトの他記事もあわせて参照してもらえればと思います。


早見まとめ:受験手続きの全体像

項目 電気通信主任技術者 工事担任者
実施団体 日本データ通信協会 電気通信国家試験センター 同左
申込み方法 マイページ登録後、Webから試験申請 同左(区分により定期試験申請 or CBT予約)
試験方式 会場での定期試験(年2回程度) 総合通信・第一級系は定期試験(年2回)、第二級系はCBT方式(通年)
申請受付期間の目安 4月上旬〜下旬、10月上旬〜下旬 定期試験は電通主任と近い時期、CBTは随時予約
支払い期限 申請後おおむね3日以内 同左
試験日・会場の変更 定期試験のため原則不可(申請し直しが基本) CBT方式はマイページから受験日の数日前まで変更可能(目安:3日前まで)
資格者証の交付申請 合格日からおおむね3か月以内・地方総合通信局等へ 同左
科目合格の有効期間 合格した試験の翌月起算で数年単位(目安:3年) 同左

この表はあくまで大枠を把握するためのもので、金額・期日の具体的な数字は次項以降で執筆時点の情報として示します。特に手数料と申請受付期間は年度改定があるため、出願を決めたら必ず公式サイトの最新の公示・受験案内で数字を確認してから動いてください。


実施団体|日本データ通信協会 電気通信国家試験センター

電気通信主任技術者・工事担任者はどちらも国家資格ですが、試験の実施は総務省ではなく、指定試験機関である一般財団法人日本データ通信協会 電気通信国家試験センター(通称:電気通信の国家試験を扱う「dekyo.or.jp」)が担っています。試験の公示、申込みの受付、採点、合否判定、受験票・試験結果通知の発送まで、一連の実務をこのセンターが行う仕組みです。

合格後に必要になる「資格者証」の交付は、このセンターではなく総務省の地方総合通信局(沖縄の場合は沖縄総合通信事務所)が窓口になります。試験の申込みと資格者証の交付で窓口が分かれている点は、初めて手続きする人が混同しやすいところなので、最初に押さえておくとその後の流れが理解しやすくなると思います。


申込み方法|Web申請の流れ

電気通信主任技術者・工事担任者とも、申込みは実施団体のWebサイトから行うインターネット申請が基本です。おおまかな流れは次のとおりです。

  1. 受験者用マイページのアカウントを作成する:氏名・生年月日・性別・連絡先・ログインID・パスワードなどを登録します。すでにアカウントを持っている場合はこの手順は不要です。
  2. 受験したい試験(資格・区分)を選び、申請画面に必要事項を入力する:受験する試験種別、科目免除の希望有無、業種コード、学校名などを入力します。
  3. 科目免除を申請する場合は証明書類をアップロードする:工事担任者の保有資格による免除であれば証明書類が不要なケースもありますが、実務経験や学歴による免除では経歴証明書・卒業証明書などのアップロードが必要になります。証明書類はインターネット申請でのアップロードが原則ですが、難しい場合は郵送やメールでの提出も案内されています。
  4. 顔写真を登録する:受験票に印字される写真データをオンラインでアップロードします。
  5. 試験手数料を支払う:申請後、定められた期限内(目安として3日以内)にクレジットカードやコンビニ払いなどで支払いを済ませます。期限内に支払いが完了しないと申請自体が無効になるため、申込み直後にすぐ手続きしておくのが無難です。
  6. 受験票をマイページで確認・印刷する:試験日が近づくとマイページ上で受験票が発行されるので、印刷(またはPDFの保存)をして試験当日に持参します。免除申請が認められたかどうかも、受験票の「試験科目」欄の表示で確認できます。

紙の願書を郵送する方法が案内されている場合もありますが、近年はマイページを使ったインターネット申請が基本の流れになっています。申請時に入力した業種コードや証明書類の不備は審査に時間がかかる原因になるため、余裕を持って早めに申請を済ませておくことを筆者はおすすめします。


試験方式の違い|定期試験とCBT方式

電気通信主任技術者と工事担任者は、区分によって試験の実施方式が異なります。

  • 電気通信主任技術者:全国の会場で実施する定期試験方式です。実施回数は年2回程度で、例年おおむね7月上旬・1月下旬あたりに実施されています。申請の受付期間も試験日の数か月前に区切られた期間のみとなるため、期間を逃すと次の回まで半年前後待つことになります。
  • 工事担任者:総合通信・第一級アナログ通信・第一級デジタル通信:こちらも全国の会場での定期試験方式です。例年おおむね5月頃・11月頃の年2回実施で、申込み期間も限られています。
  • 工事担任者:第二級アナログ通信・第二級デジタル通信:CBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)方式です。全国のテストセンターで、年末年始などの休止期間を除きほぼ通年で受験日・会場を選べます。マイページから予約した受験日・会場は、試験日の**数日前まで(目安として3日前まで)**であれば変更できる仕組みになっており、定期試験に比べて日程の融通が利きやすいのが特徴です。

CBT方式は2021年9月から工事担任者の第二級区分に導入された比較的新しい仕組みで、それ以前は第二級も定期試験のみでした。定期試験は年2回しかチャンスがない分、申込み期間を逃すと待ち時間が長くなりますが、CBT方式は都合に合わせて予約しやすい代わりに、繁忙期は近隣の会場が埋まりやすいこともあるため、余裕を持って予約することをおすすめします。実施回数・会場数・変更可能な期限は年度ごとに見直されることがあるため、申込み前には必ず公式サイトの受験案内で最新の条件を確認してください。


受験手数料の目安

受験手数料は科目数(免除の有無)によって金額が変わり、かつ改定されることがあるため、ここでは執筆時点で確認できた金額を目安として示します。実際に申し込む際は、必ず公式サイトの最新の料金表で確認してください。

  • 電気通信主任技術者:3科目・2科目・1科目のいずれで受験しても手数料は同額です。一部科目の免除を受けて受験科目数が減っても、手数料自体は下がりません。手数料が下がるのは、すでに全科目の免除条件を満たしている場合の手続き上の申請にあたる「全科目免除申請」のときだけです。
  • 工事担任者:区分・受験科目数によって金額が異なります。全科目免除の場合は最も低い金額になります。

手数料は執筆時点で過去に改定された実績があり、今後も見直される可能性があります。申込み直前になって想定と違う金額が提示されて慌てないよう、出願を決めたタイミングで一度公式サイトの料金案内を確認しておくと安心です。


受験票・写真・当日の持ち物

受験票はマイページ上で発行され、試験日が近づいたら自分で印刷(またはスマートフォン等での提示)して持参する形が基本です。紙の受験票が郵送で届くのを待つのではなく、マイページを定期的に確認しておく習慣をつけておくとよいでしょう。

顔写真は申込み時にオンラインでアップロードしたデータが受験票に印字されます。証明写真としての規格(背景・サイズ・撮影時期の目安など)が案内されているため、規格から外れた写真をアップロードすると差し替えを求められることがあります。余裕を持って早めに準備しておくのが無難です。

当日の持ち物として一般的に必要になるのは次のようなものです。

  • 受験票(印刷したもの、または案内された方法での提示)
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど、顔写真付きの公的書類)
  • 筆記用具(定期試験の場合。HB以上の鉛筆・シャープペンシルと消しゴムが指定されることが多い)
  • 電卓(試験によって使用可否・機能制限が定められているため、事前に案内を確認する)

CBT方式の場合は会場のパソコンで解答するため筆記用具は不要ですが、代わりに計算用紙・筆記具が会場側から貸与される形が一般的です。定期試験・CBT方式のいずれも、持ち込み可能なものの範囲は試験ごとに細かく定められているため、直前に慌てないよう受験票や案内メールに記載された持ち物リストを事前に確認しておいてください。


合格発表と資格者証の交付申請

合否は試験実施後、一定期間を経てマイページ上や実施団体のサイトで発表されます。CBT方式は定期試験よりも発表までのサイクルが短く設定されている傾向があります。

合格しただけでは、まだ「資格を持っている」ことにはなりません。総務省の地方総合通信局(沖縄は沖縄総合通信事務所)に資格者証の交付を申請して、初めて資格者証が交付されるという手続きが別途必要です。試験結果通知や試験免除通知に同封される「資格者証交付申請のご案内」に、申請先の窓口と必要書類が記載されています。

交付申請の主なポイントは次のとおりです。

  • 申請期限:合格日からおおむね3か月以内が目安とされています。期限を過ぎると改めて手続きが必要になる場合があるため、合格したらできるだけ早めに申請を済ませておくのが安心です。
  • 申請先:住所地を管轄する地方総合通信局等の窓口です。試験の申込み先(電気通信国家試験センター)とは異なる窓口になる点に注意してください。
  • 必要書類の目安:交付申請書、写真、収入印紙(手数料分)、氏名及び生年月日を証明する書類、返信用封筒・切手などです。書類の様式・必要な収入印紙の金額は変更されることがあるため、申請時点の最新の案内を確認してください。

資格者証が交付されて初めて、法令上その資格を有していることの証明として使える状態になります。就職・転職や選任要件を証明する場面で資格者証の提示・写しの提出を求められることもあるため、交付申請を後回しにせず、合格通知が届いたタイミングでまとめて手続きしておくことを筆者はおすすめします。


科目合格の翌回への引き継ぎ

電気通信主任技術者・工事担任者とも、全科目を一度に合格できなくても、一部科目に合格していれば、その科目は一定期間、次の試験で免除として引き継げる仕組みになっています。

引き継ぎの考え方は次のとおりです。

  • 科目合格が有効になる期間は、合格した試験が実施された月の翌月を起点として数年単位(目安として3年間)です。
  • 有効期間内であれば、その科目は改めて受験し直す必要がなく、申請時に科目免除として申告するだけで済みます。
  • 有効期間を過ぎると科目合格の効力は失われ、その科目は再受験が必要になります。

この仕組みを踏まえると、たとえば電気通信主任技術者の4科目(免除がない場合は3〜4科目)を一度に全部仕上げようとせず、「1回目で2科目合格し、2回目で残りの科目に集中する」といった分割戦略も現実的な選択肢になります。実際、社会人で働きながら受験する人の多くは、こうした複数回に分ける戦略を取っている印象を筆者は持っています。ただし、有効期間や引き継ぎの具体的な条件は年度によって見直される可能性があるため、複数回に分けて受験する計画を立てる場合も、申請のたびに公式サイトの最新情報を確認する習慣をつけておくと安心です。


よくある誤解

  • 「合格すればすぐ資格者証が届く」わけではない:合格と資格者証の交付は別の手続きです。地方総合通信局等への交付申請を自分で行って初めて資格者証が交付されます。
  • 「CBT方式ならいつでも直前に予約できる」わけではない:通年で予約できるとはいえ、繁忙期は近隣会場の空きが埋まりやすくなります。受験日を決めたら早めに予約しておいた方が安全です。
  • 「科目合格は永久に有効」ではない:一定の有効期間(目安3年間)を過ぎると科目合格の効力は失われ、再受験が必要になります。複数回に分けて受験する場合はスケジュールを意識しておく必要があります。
  • 「試験の申込み先に資格者証を申請すればよい」わけではない:試験の申込み・採点は電気通信国家試験センター、資格者証の交付は総務省の地方総合通信局等と、窓口が分かれています。混同すると余計な手戻りが発生しやすいところです。

まとめ

  • 電気通信主任技術者・工事担任者とも、試験の実施団体は日本データ通信協会 電気通信国家試験センターで、申込みはマイページ経由のWeb申請が基本
  • 電気通信主任技術者・工事担任者の総合通信/第一級系は年2回の定期試験、工事担任者の第二級系は通年のCBT方式で、CBTはマイページから受験日・会場を直前(目安3日前)まで変更できる
  • 受験手数料は科目数(免除の有無)で変わり、支払い期限は申請後おおむね3日以内。年度改定があるため出願前に必ず最新の料金表を確認する
  • 受験票はマイページで発行・自分で印刷し、本人確認書類・筆記用具・電卓など持ち物は試験ごとの案内を事前に確認する
  • 合格しても資格者証は自動交付されない。合格日からおおむね3か月以内を目安に、地方総合通信局等へ交付申請が必要
  • 科目合格は一定期間(目安3年間)次回以降の試験で免除として引き継げるため、複数回に分けて全科目合格を目指す戦略も現実的

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