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【令和8年度】一級建築士 学科「施工」予想問題 第3集|鉄筋・型枠・コンクリート工事20問

令和8年度の一級建築士学科試験に向けた予想問題集も、この記事で第3集となります。第1集(施工「直前予想問題15問」)と第2集(施工「予想問題第2集」)では、施工計画・工程管理・品質管理・安全管理・仮設工事・土工事山留め・基礎杭工事といった、工事の前半にあたる分野を中心に扱ってきました。この第3集では、これらとは対象を切り分け、鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事、いわゆるRC躯体工事の中核部分だけに的を絞り、20問という規模で深く掘り下げています。

RC躯体工事は、施工科目の中でも特に数値基準が多く、しかも似た数値・似た名称が並ぶために混同が起きやすい分野だと筆者は考えています。鉄筋の折曲げ内法直径、ガス圧接継手の外観検査基準、パイプサポートの構造基準、塩化物量や単位水量の上限、練混ぜから打込み終了までの時間の限度など、いずれも「知っているかどうか」がそのまま得点に直結する論点です。この記事では、こうした数値基準を中心に、鉄筋工事8問・型枠工事4問・コンクリート工事8問という配分で問題を用意しました。なお第1集の問8・問9で扱ったかぶり厚さや打重ね時間間隔・せき板存置期間とは、あえて異なる角度から出題していますので、両方の記事を通して読むことでRC工事の論点をより広くカバーできるはずです。

各問題は四肢択一形式で、「最も不適当なものはどれか」を問う形で統一しています。解答・解説では正答番号を明示したうえで、選択肢ごとの正誤理由と、その論点が令和8年度も出題されると筆者が考える根拠をセットで示しています。答え合わせだけで終わらせず、なぜその選択肢が誤りなのかを自分の言葉で説明できるかを確認しながら読み進めていただくことをおすすめします。

なお、本問題集は筆者(当サイト)が独自に作成した予想問題であり、実際の試験問題の的中や出題を保証するものではありません。受験にあたっては最新の法令・公式発表をご確認ください。


出題傾向と予想の考え方

RC躯体工事は、鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事の3つの工種が密接に関わり合いながら進行します。鉄筋を組み立て、型枠を組み、コンクリートを打ち込むという一連の流れの中で、それぞれの工種に固有の数値基準・検査基準が存在し、これらを正確に区別できるかどうかが得点力を左右します。特にコンクリート工事は、調合(水セメント比・スランプ・空気量・塩化物量・単位水量)、運搬打込み(練混ぜから打込み終了までの時間・打込み高さ・締固め)、養生(湿潤養生期間・寒中暑中コンクリート)、品質管理(受入検査・圧縮強度試験・構造体強度補正値)という4つの局面に分けて整理すると全体像を掴みやすくなります。

以下の表は、この記事の20問がどの分野に対応しているかを整理したものです。直前の復習範囲を決める目安としてご活用ください。

分野 頻出度の目安 対応する問題番号
鉄筋工事(加工の一般事項) 問1
鉄筋工事(曲げ内法直径) 問2
鉄筋工事(継手位置の設定) 問3
鉄筋工事(継手工法の比較) 問4
鉄筋工事(ガス圧接の外観検査) 問5
鉄筋工事(ガス圧接の超音波探傷検査) 問6
鉄筋工事(定着) 問7
鉄筋工事(組立てとスペーサー) 問8
型枠工事(せき板の構造・材料) 問9
型枠工事(支保工の構造・パイプサポート) 問10
型枠工事(設計荷重・側圧) 問11
型枠工事(支柱の存置期間の考え方) 問12
コンクリート工事(調合:水セメント比・スランプ) 問13
コンクリート工事(調合:空気量) 問14
コンクリート工事(調合:塩化物量) 問15
コンクリート工事(調合:単位水量) 問16
コンクリート工事(運搬打込み:練混ぜ〜打込み終了時間) 問17
コンクリート工事(打込み・締固め) 問18
コンクリート工事(養生:湿潤養生・寒中暑中コンクリート) 問19
コンクリート工事(品質管理:受入検査・強度試験・補正値) 問20

この配分はあくまで筆者の予想であり、実際の出題分野・出題数を保証するものではありません。


予想問題20問

問1 鉄筋工事(加工の一般事項)

鉄筋の加工に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鉄筋の加工は、原則として常温で行う冷間加工とし、加熱加工は鉄筋の材質の低下を招くおそれがあるため特別な場合を除き行わない。
  2. 鉄筋の切断は、シャーカッター等の機械式切断機を用いることを原則とし、切断面に著しいまくれや損傷を生じさせないようにする。
  3. 鉄筋の曲げ加工は、所定の折曲げ機を用いて常温で行うことを原則とし、一度直線状に加工した鉄筋を再度曲げ戻す再加工は、鉄筋の材質を損なうおそれがあるため原則として行わない。
  4. 鉄筋の切断・曲げ加工では、ガス切断やガス加熱による方法を積極的に用いることで、機械式加工と同等以上の品質が得られるため、現場では優先的に採用すべきである。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。鉄筋の加工は冷間加工が原則であり、加熱による加工は材質の低下(強度・じん性の低下)を招くおそれがあるため特別な場合を除き行いません。
  2. 適当。鉄筋の切断は機械式切断機を用いることが原則であり、切断面の損傷防止は品質管理上の基本事項です。
  3. 適当。曲げ戻しの再加工は鉄筋の材質を損なうおそれがあるため、原則として行わないという記述は正しい内容です。
  4. 最も不適当。 ガス切断・ガス加熱による加工は、加熱による鉄筋の材質低下を招くおそれがあるため、機械式加工に優先して積極的に採用すべき方法ではありません。特別な場合を除き避けるべき方法であり、記述は誤りです。

出題根拠: 鉄筋加工の一般原則(冷間加工・機械式切断・再加工の禁止)は鉄筋工事の基本事項として、令和8年度も出題が想定されます。


問2 鉄筋工事(曲げ内法直径)

鉄筋の折曲げ内法直径に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. D16以下の鉄筋を折り曲げる場合、折曲げ内法直径は鉄筋径の3倍以上を確保する。
  2. D19からD41の鉄筋を折り曲げる場合、折曲げ内法直径は鉄筋径の4倍以上を確保する。
  3. 鉄筋の折曲げ内法直径は、鉄筋の強度(鋼種)にかかわらず径のみで決まり、高強度の鉄筋であっても普通強度の鉄筋と同じ数値を用いてよい。
  4. 折曲げ内法直径の規定は、フック等によりコンクリートとの付着を確保するとともに、折曲げ部における鉄筋自体の損傷(ひび割れ等)を防止する目的で設けられている。

解答・解説

正答: 3

  1. 適当。D16以下の鉄筋の折曲げ内法直径の基準として正しい記述です。
  2. 適当。D19からD41の鉄筋の折曲げ内法直径の基準として正しい記述です。
  3. 最も不適当。 折曲げ内法直径は、鉄筋径だけでなく鋼種(強度)によっても異なる場合があります。強度の高い鉄筋ほど折曲げ部に生じる応力が大きくなりやすく、径のみで一律に決まるものではないため、「鋼種にかかわらず同じ数値でよい」という記述は誤りです。
  4. 適当。折曲げ内法直径の規定の目的(付着確保・鉄筋自体の損傷防止)として正しい記述です。

出題根拠: 鉄筋の折曲げ内法直径は径・鋼種によって数値が異なるため混同を狙った出題が多く、鉄筋工事分野の頻出論点です。


問3 鉄筋工事(継手位置の設定)

鉄筋の継手位置に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 柱・梁の主筋の継手は、原則として引張応力の大きい部分を避け、応力の小さい位置に設ける。
  2. 隣り合う鉄筋の継手は、継手位置を軸方向に一定距離ずらして設け、同一断面に継手が集中しないよう分散配置する。
  3. 継手位置は現場の施工性のみを優先して決定してよく、応力の状態や継手の分散配置は構造上考慮する必要はない。
  4. 設計図書に継手位置の指定がない場合、施工者は応力の小さい位置や作業のしやすい位置を考慮したうえで継手位置を選定する。

解答・解説

正答: 3

  1. 適当。継手位置は引張応力の小さい部分に設けることが原則です。
  2. 適当。継手の分散配置(隣り合う継手をずらす)は、同一断面での耐力低下や応力集中を避けるための基本的な考え方です。
  3. 最も不適当。 継手位置は施工性だけでなく、部材に生じる応力の状態や継手の分散配置を構造上考慮して決定すべきものであり、「施工性のみを優先し構造上の考慮は不要」という記述は誤りです。
  4. 適当。設計図書に指定がない場合の継手位置の選定基準として正しい記述です。

出題根拠: 継手位置の選定基準(応力の小さい位置・分散配置)は鉄筋工事の中心的な論点であり、令和8年度も出題が予想されます。


問4 鉄筋工事(継手工法の比較)

鉄筋の継手工法に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 重ね継手は、鉄筋を重ね合わせてコンクリートの付着力により応力を伝達する継手であり、比較的細径の鉄筋に広く用いられる。
  2. ガス圧接継手は、鉄筋の端面を加熱し圧力を加えて接合する継手であり、圧接技量資格者による施工と、外観検査・超音波探傷検査等による品質確認が必要である。
  3. 機械式継手(ねじ節継手等)は、カプラー等を用いて鉄筋どうしを接合する工法であり、太径の鉄筋にも適用でき、一般にD19以上の鉄筋径で用いられる。
  4. これら3種類の継手工法は、いずれも継手部の性能が母材の鉄筋と全く同等であることが保証されているため、継手の種類や施工品質にかかわらず、継手位置を自由に設定してよい。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。重ね継手の特徴(付着力による応力伝達・細径鉄筋への適用)として正しい記述です。
  2. 適当。ガス圧接継手の施工・品質管理に関する記述として正しい内容です。
  3. 適当。機械式継手(ねじ節継手等)が太径の鉄筋(おおむねD19以上)に用いられることは正しい記述です。
  4. 最も不適当。 継手部の性能は継手工法や施工品質によって左右されるものであり、いずれの継手工法でも母材と全く同等の性能が無条件に保証されるわけではありません。だからこそ外観検査・超音波探傷検査等による品質確認や、応力の小さい位置への継手配置(問3参照)が求められるのであり、「継手位置を自由に設定してよい」という記述は誤りです。

出題根拠: 重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手の使い分けと、それぞれに必要な品質管理の違いは、鉄筋工事分野で頻出のテーマです。


問5 鉄筋工事(ガス圧接の外観検査)

ガス圧接継手の外観検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 圧接部のふくらみの直径は鉄筋径の1.4倍以上、ふくらみの長さは鉄筋径の1.1倍以上を確保する。
  2. 圧接部における鉄筋中心軸の偏心量は、鉄筋径の1/5以下とする。
  3. 圧接部の折れ曲がりは、2度以下とする。
  4. 外観検査で圧接部のふくらみの直径・長さが基準を満たしていれば、圧接面のずれや偏心量、折れ曲がりについては確認しなくてよい。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。ガス圧接継手のふくらみの直径・長さの基準として正しい記述です。
  2. 適当。鉄筋中心軸の偏心量の基準として正しい記述です。
  3. 適当。圧接部の折れ曲がりの基準として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 ガス圧接継手の外観検査は、ふくらみの直径・長さだけでなく、圧接面のずれ、鉄筋中心軸の偏心量、折れ曲がり、へこみ・焼き割れ等、複数の項目をすべて確認する必要があります。一部の項目のみで合否を判断してよいという記述は誤りです。

出題根拠: ガス圧接継手の外観検査基準の数値(1.4倍・1.1倍・1/5以下・2度以下)は、鉄筋工事分野で最も出題頻度の高い論点の一つです。


問6 鉄筋工事(ガス圧接の超音波探傷検査)

ガス圧接継手の超音波探傷検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 超音波探傷検査は、ガス圧接継手の内部欠陥(圧接面の未接合部分等)を検出するために行う非破壊検査である。
  2. 超音波探傷検査は、原則として全数ではなく、1ロットから所定の箇所数を抜き取って行う抜取検査として実施される。
  3. 外観検査に合格していれば、圧接部内部の接合状態も必ず良好であることが保証されるため、超音波探傷検査を省略してよい。
  4. 抜き取った箇所で不合格と判定された場合には、当該ロットに対して追加の抜取検査を行うなど、あらかじめ定めた方法により合否を判定する。

解答・解説

正答: 3

  1. 適当。超音波探傷検査の目的(内部欠陥の検出)として正しい記述です。
  2. 適当。超音波探傷検査が抜取検査として実施されることは正しい記述です。
  3. 最も不適当。 外観検査は圧接部の表面の形状・寸法を確認するものであり、圧接面内部の接合状態(未接合部分等)の良否までは判断できません。外観良好であることを理由に超音波探傷検査を省略してよいという記述は誤りです。
  4. 適当。抜取検査で不合格が生じた場合の追加検査による合否判定の考え方として正しい記述です。

出題根拠: 外観検査(表面)と超音波探傷検査(内部)の役割の違いは、鉄骨工事の溶接検査と同様に鉄筋工事のガス圧接継手でも頻出の論点です。


問7 鉄筋工事(定着)

鉄筋の定着に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 鉄筋の定着は、鉄筋に生じる応力をコンクリートに伝達し、鉄筋がコンクリートから抜け出さないようにするために設けるものである。
  2. 定着には、鉄筋を直線状にコンクリート中に埋め込む直線定着と、末端にフックを設けるフック付き定着があり、必要な定着長さはフックの有無によって異なる。
  3. 柱に定着する梁の主筋や、壁に定着するスラブ筋などは、原則として相手部材の中心を超えて折り曲げて定着させるなど、抜け出しに対する配慮を行う。
  4. 鉄筋の定着長さは、コンクリートの設計基準強度にかかわらず一定であり、高強度コンクリートを用いても定着長さを短縮することはできない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。鉄筋の定着の目的として正しい記述です。
  2. 適当。直線定着とフック付き定着の違いとして正しい記述です。
  3. 適当。梁主筋・スラブ筋等の定着における一般的な配慮として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 鉄筋の定着長さは、コンクリートの設計基準強度が大きくなるほど付着性能が向上するため、短く設定できる場合があります。「設計基準強度にかかわらず一定」という記述は誤りです。

出題根拠: 定着長さとコンクリート強度の関係は、重ね継手長さの考え方(第1集問8選択肢3参照)と対をなす論点であり、鉄筋工事分野で頻出です。


問8 鉄筋工事(組立てとスペーサー)

鉄筋の組立て及びスペーサーに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. スペーサーは鉄筋のかぶり厚さを確保するために設置するものであり、床版やはりの底部では概ね1㎡あたり4個程度、壁や柱の側面では概ね1㎡あたり2個程度を目安に配置する。
  2. スペーサーの材質には鋼製・コンクリート製・モルタル製・プラスチック製などがあり、部位や求められる性能に応じて使い分ける。
  3. プラスチック製スペーサーは側面の型枠に接する部分に用いることができるが、床版の底面やはりの下端など底部への使用は避けることが一般的である。
  4. 鉄筋の組立てにおいて、鉄筋相互の交点の結束は、原則としてすべての交点を結束する必要はなく、要所のみを結束すれば鉄筋工事の品質上は十分である。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。スペーサーの設置数の目安(床版・はり底部で1㎡あたり4個程度、側面で1㎡あたり2個程度)として正しい記述です。
  2. 適当。スペーサーの材質の種類として正しい記述です。
  3. 適当。プラスチック製スペーサーの使用箇所の制限(側面限定、底部への使用は避ける)として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 鉄筋の組立てにおける結束は、鉄筋の位置ずれを防ぎ、かぶり厚さや配筋間隔を正確に保つため、原則としてすべての交点について行うことが基本です。「要所のみで十分」という記述は誤りです。

出題根拠: スペーサーの設置数・材質の使い分けと、鉄筋結束の原則は、鉄筋工事の組立て工程における基本的な品質管理事項として頻出です。


問9 型枠工事(せき板の構造・材料)

せき板の構造及び材料に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. せき板は、コンクリートの側圧に耐え、所定の形状・寸法精度を確保するとともに、コンクリート表面の仕上がりに影響を与えないよう、平滑で漏れの少ない材料を用いる。
  2. 合板せき板は、使用回数(転用回数)が多くなるほど表面の摩耗や反り等が生じやすくなり、コンクリート表面の仕上がりや寸法精度に影響を与えやすくなるため、使用限度を定めて管理する。
  3. せき板の締付けにはセパレーターやフォームタイ等を用い、所定の間隔で締め付けることにより、コンクリートの側圧によるせき板のはらみ(変形)を防止する。
  4. せき板は打込み中のコンクリートの充填状況を外部から確認する必要がないため、締固め作業中もせき板越しの点検は不要であり、締固めが完了するまで一切点検を行わなくてよい。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。せき板に求められる性能(側圧への耐力・寸法精度・仕上がりへの配慮)として正しい記述です。
  2. 適当。合板せき板の転用回数と品質への影響として正しい記述です。
  3. 適当。セパレーター・フォームタイによるはらみ防止の考え方として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 打込み・締固め作業中は、せき板の変形やコンクリートの充填不良(豆板等)の有無を随時点検することが重要であり、「一切点検を行わなくてよい」という記述は誤りです。

出題根拠: せき板の材料・締付け金物の役割と、打込み中の点検の必要性は、型枠工事分野の基本論点です。


問10 型枠工事(支保工の構造・パイプサポート)

パイプサポートを用いた支保工に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. パイプサポートを継いで用いる場合、3本以上継いで使用してはならず、継手部は4以上のボルト又は専用の金具を用いて固定する。
  2. パイプサポートを高さ3.5mを超えて使用するときは、高さ2m以内ごとに水平つなぎを2方向に設け、水平つなぎの変位を防止する措置を講じる。
  3. パイプサポートは鉛直荷重だけでなく水平力の影響も受けるため、脚部の固定や筋かいの設置など、水平力に対する補強を行う。
  4. パイプサポートを支柱として用いる型枠支保工では、支柱の高さにかかわらず水平つなぎの設置は不要であり、鉛直方向の支持力のみを確保すればよい。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。パイプサポートの継手制限(3本以上継がない・4以上のボルトで固定)として正しい記述です。
  2. 適当。パイプサポートの水平つなぎの設置基準(高さ3.5m超で2m以内ごとに2方向)として正しい記述です。
  3. 適当。パイプサポートに対する水平力への配慮として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 パイプサポートを高さ3.5mを超えて使用する場合は、選択肢2のとおり水平つなぎの設置が義務付けられており、「支柱の高さにかかわらず水平つなぎは不要」という記述は誤りです。

出題根拠: パイプサポートの継手制限・水平つなぎの高さ基準は、型枠支保工分野で最も出題頻度の高い数値基準の一つです。


問11 型枠工事(設計荷重・側圧)

型枠の設計荷重(コンクリートの側圧)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 型枠に作用するコンクリートの側圧は、コンクリートの打込み速度が速いほど、単位時間あたりに打ち込まれる高さが大きくなるため、大きくなる傾向がある。
  2. 型枠に作用する側圧は、外気温が高くコンクリートの凝結が早く進む場合には、外気温が低い場合に比べて小さくなる傾向がある。
  3. 側圧を検討する位置より上方のコンクリートの打込み高さ(コンクリートヘッド)が大きいほど、その位置に作用する側圧は大きくなる傾向がある。
  4. コンクリートのスランプの大小は型枠に作用する側圧の大きさに影響を与えないため、型枠の設計にあたってスランプの値を考慮する必要はない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。打込み速度と側圧の関係として正しい記述です。
  2. 適当。外気温(凝結速度)と側圧の関係として正しい記述です。
  3. 適当。コンクリートヘッドと側圧の関係として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 コンクリートのスランプ(流動性)が大きいほど、型枠に作用する側圧は大きくなる傾向があります。スランプは側圧の大きさに影響する要因の一つであり、「考慮する必要はない」という記述は誤りです。

出題根拠: 型枠の設計荷重(側圧)に影響する要因(打込み速さ・気温・打込み高さ・スランプ)の増減方向を問う出題は、型枠工事分野で頻出のテーマです。


問12 型枠工事(支柱の存置期間の考え方)

スラブ下及び梁下の支柱の存置期間に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. スラブ下及び梁下の支柱は、柱・梁側・壁のせき板とは別に存置期間が定められており、梁下の支柱は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の100%以上に達するまで取り外してはならない。
  2. スラブ下の支柱は、圧縮強度が設計基準強度の85%以上又は12N/mm²以上に達し、かつ施工中の荷重・外力に対して構造計算上安全であることが確認されるまで存置する。
  3. 柱・梁側・壁のせき板の存置期間は、圧縮強度がおおむね5N/mm²以上に達したことを確認する基準が用いられるが、これはスラブ下・梁下の支柱の存置期間の基準とは異なるものである。
  4. 支柱の存置期間は、コンクリートの圧縮強度による確認方法のみが認められており、材齢(気温に応じた経過日数)による存置期間の管理方法は認められていない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。梁下の支柱の存置期間(設計基準強度の100%以上)として正しい記述です。
  2. 適当。スラブ下の支柱の存置期間(設計基準強度の85%以上又は12N/mm²以上、かつ構造計算上の安全確認)として正しい記述です。
  3. 適当。柱・梁側・壁のせき板の存置期間(圧縮強度5N/mm²程度)と支柱の存置期間が異なる基準であることは正しい記述です。
  4. 最も不適当。 支柱の存置期間は、圧縮強度による確認方法のほかに、セメントの種類と存置期間中の平均気温に応じた材齢による管理方法も認められています。「圧縮強度による確認方法のみが認められている」という記述は誤りです。

出題根拠: せき板(表面材)の存置期間と支柱(構造上の支持部材)の存置期間は基準が異なるため混同しやすく、型枠工事分野で頻出の論点です。


問13 コンクリート工事(調合:水セメント比・スランプ)

コンクリートの調合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 水セメント比は、コンクリートの強度・耐久性・水密性に大きく影響する指標であり、一般に水セメント比が小さいほど強度は大きくなる。
  2. スランプは、コンクリートの軟らかさ(ワーカビリティー)を表す指標であり、スランプ試験によりコンクリートの流動性を確認する。
  3. スランプの規格値が18cmの場合、受入検査における許容差は±2.5cmであり、この範囲を外れた場合は不合格となる。
  4. 水セメント比を大きくして単位水量を増やせば、コンクリートの強度・耐久性を維持したまま施工性(ワーカビリティー)を向上させることができる。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。水セメント比と強度の関係として正しい記述です。
  2. 適当。スランプの定義として正しい記述です。
  3. 適当。スランプ18cmの場合の受入検査における許容差(±2.5cm)として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 水セメント比を大きくすると、一般にコンクリートの強度・耐久性・水密性は低下します。ワーカビリティーの向上と引き換えに強度・耐久性が犠牲になるため、「強度・耐久性を維持したまま向上させられる」という記述は誤りです。

出題根拠: 水セメント比とスランプの関係、及び受入検査における許容差の数値は、コンクリート工事の調合分野で頻出の基本論点です。


問14 コンクリート工事(調合:空気量)

コンクリートの空気量に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. AE剤やAE減水剤を用いてコンクリート中に微細な独立した空気泡(エントレインドエア)を連行させることにより、コンクリートの凍結融解に対する抵抗性やワーカビリティーが向上する。
  2. 空気量が過大になると、コンクリートの強度が低下する傾向があるため、所定の範囲内に収まるよう管理する必要がある。
  3. 空気量の受入検査における許容差は、一般に設計(指定)空気量に対して±1.5%とされている。
  4. 空気量はコンクリートの強度や凍結融解抵抗性に影響を与える要素ではないため、受入検査の項目としてスランプや塩化物量ほど重視する必要はない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。AE剤・AE減水剤の効果として正しい記述です。
  2. 適当。空気量過大による強度低下として正しい記述です。
  3. 適当。空気量の受入検査における許容差(±1.5%)として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 空気量はコンクリートの強度・凍結融解抵抗性に直接影響する重要な項目であり、スランプ・塩化物量と並んで受入検査で必ず確認すべき項目です。「重視する必要はない」という記述は誤りです。

出題根拠: 空気量の役割(凍結融解抵抗性の向上)と過大時の強度低下は、コンクリート工事の調合分野で頻出の論点です。


問15 コンクリート工事(調合:塩化物量)

コンクリート中の塩化物量に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリート中の塩化物イオン量は、鉄筋の腐食を防止する観点から、原則として0.30kg/m³以下とする。
  2. 購入者の承認を受けた場合には、塩化物イオン量を0.60kg/m³以下とすることができる。
  3. 海砂を骨材として使用する場合は、塩化物イオン量が規定値を超えやすいため、洗浄等により塩化物量を低減する処置を行ったうえで使用する。
  4. 塩化物イオン量の規定は、鉄骨造の建築物には適用されるが、鉄筋コンクリート造の建築物には適用されない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。塩化物イオン量の原則的な上限値(0.30kg/m³以下)として正しい記述です。
  2. 適当。購入者の承認を受けた場合の上限値(0.60kg/m³以下)として正しい記述です。
  3. 適当。海砂使用時の塩化物量低減処置として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 塩化物量の規定は、コンクリート中に埋め込まれた鉄筋の腐食を防止するための基準であり、鉄筋コンクリート造にこそ適用される規定です。記述は主旨が逆になっており誤りです。

出題根拠: 塩化物イオン量の上限値(0.30kg/m³・0.60kg/m³)は、鉄筋の耐久性に直結する数値としてコンクリート工事分野で頻出です。


問16 コンクリート工事(調合:単位水量)

コンクリートの単位水量に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 単位水量は、所要のワーカビリティーが得られる範囲内で、できるだけ小さくすることが望ましいとされている。
  2. 単位水量の上限は、一般に185kg/m³以下を目安として管理される。
  3. 単位水量が大きくなると、乾燥収縮によるひび割れやブリーディングの増大など、コンクリートの品質に悪影響を及ぼしやすくなる。
  4. 単位水量は水セメント比や単位セメント量とは無関係に定まる数値であり、調合設計において他の項目と関連付けて検討する必要はない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。単位水量をできるだけ小さくするという原則として正しい記述です。
  2. 適当。単位水量の上限の目安(185kg/m³以下)として正しい記述です。
  3. 適当。単位水量過大による品質への悪影響として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 単位水量は、水セメント比・単位セメント量と密接に関連する調合設計上の基本項目であり、これらと無関係に単独で決まるものではありません。「他の項目と関連付けて検討する必要はない」という記述は誤りです。

出題根拠: 単位水量の上限値(185kg/m³)と、水セメント比・単位セメント量との関連は、コンクリート工事の調合分野で頻出の論点です。


問17 コンクリート工事(運搬打込み:練混ぜから打込み終了までの時間)

コンクリートの運搬及び打込みに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、外気温が25℃未満のときは120分以内、25℃以上のときは90分以内とすることが標準とされている。
  2. この時間の限度は、コンクリートの品質低下(スランプの低下・凝結の進行等)を防ぐために定められているものであり、運搬時間と現場での打込みに要する時間の両方を含む。
  3. コンクリートの温度を低下させる、又は凝結を遅らせるなどの特別な対策を講じた場合には、工事監理者の承認を受けて、この時間の限度を変更できる場合がある。
  4. この練混ぜから打込み終了までの時間の限度は、同一区画内でコンクリートを2層以上に分けて打ち込む場合の、上層と下層の打重ね時間間隔の基準と同じ数値が用いられる。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。練混ぜから打込み終了までの時間の限度(外気温25℃未満120分以内、25℃以上90分以内)として正しい記述です。
  2. 適当。この時間の限度が運搬・打込みの両方を含む点として正しい記述です。
  3. 適当。特別な対策を講じた場合の時間限度の変更に関する記述として正しい内容です。
  4. 最も不適当。 練混ぜから打込み終了までの時間の限度(外気温25℃未満120分以内・25℃以上90分以内)と、上層・下層間の打重ね時間間隔の限度(外気温25℃未満150分以内・25℃以上120分以内)は、対象とする時間の区間も数値も異なる別の基準です。「同じ数値が用いられる」という記述は誤りです。

出題根拠: 練混ぜから打込み終了までの時間の限度と、打重ね時間間隔の限度は数値が近く混同しやすいため、両者の違いを問う出題は運搬打込み分野で頻出です。


問18 コンクリート工事(打込み・締固め)

コンクリートの打込み及び締固めに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの打込みにあたっては、材料分離を防ぐため、打込み高さ(自由落下高さ)をできるだけ低く抑え、シュートや打込み用バケットの吐出口を打込み面近くまで下げるなどの配慮を行う。
  2. 高い位置からの自由落下による打込みは、粗骨材とモルタル分が分離しやすくなるため、縦形シュートや直接投入できる機器を用いるなど、落下高さを抑える工夫を行う。
  3. コンクリートの締固めは、棒形振動機を鉛直に挿入し、既に打ち込んだ下層コンクリートに先端が届く深さまで挿入して、上下層を一体化させるように行う。
  4. 打込み高さの制限や締固めの方法はコンクリートの材料分離を防止するための配慮であり、鉄筋量の多い部材や複雑な形状の部材においても、標準的な部材と同じ打込み・締固め方法で足りる。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。打込み高さを抑える配慮として正しい記述です。
  2. 適当。自由落下による材料分離の防止策として正しい記述です。
  3. 適当。棒形振動機を用いた締固めの基本的な方法として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 鉄筋量の多い部材や複雑な形状の部材では、コンクリートが密実に充填されにくいため、打込み順序の工夫や締固めの入念な実施など、標準的な部材以上の配慮が必要です。「標準的な部材と同じ方法で足りる」という記述は誤りです。

出題根拠: 打込み高さ・締固めの基本原則と、鉄筋の過密な部位における追加的な配慮の必要性は、コンクリート工事の運搬打込み分野で頻出の論点です。


問19 コンクリート工事(養生:湿潤養生・寒中暑中コンクリート)

コンクリートの養生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. コンクリートの湿潤養生期間は、計画供用期間の級が短期及び標準の場合、早強ポルトランドセメントを用いたときは3日以上、普通ポルトランドセメントを用いたときは5日以上、高炉セメントB種等の混合セメントを用いたときは7日以上を標準とする。
  2. 寒中コンクリートでは、打込み時のコンクリート温度をおおむね5℃から20℃の範囲とし、初期養生では圧縮強度が所定の値(目安として5N/mm²程度)に達するまで、コンクリート温度を低下させないよう保温等の措置を講じる。
  3. 暑中コンクリートでは、打込み時のコンクリート温度をおおむね35℃以下とし、日平均気温が25℃を超えると予想される期間に施工する場合は、暑中コンクリートとしての対策を講じる。
  4. 寒中コンクリート・暑中コンクリートは特別な呼称にすぎず、施工上・養生上の管理方法は通常の時期に施工するコンクリートと同じでよい。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。セメントの種類による湿潤養生期間(早強3日以上・普通5日以上・混合セメント7日以上)として正しい記述です。
  2. 適当。寒中コンクリートの温度管理(打込み時5〜20℃・初期養生での強度確認)として正しい記述です。
  3. 適当。暑中コンクリートの温度管理(打込み時35℃以下・日平均気温25℃超での対策)として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 寒中コンクリート・暑中コンクリートは、それぞれ凍結による初期強度発現の阻害、急激な水分逸脱やコールドジョイントのリスクといった、通常期とは異なる課題に対応するための施工・養生上の特別な管理が必要です。「通常の時期と同じ管理でよい」という記述は誤りです。

出題根拠: 湿潤養生期間のセメント種類別日数、及び寒中・暑中コンクリートそれぞれの温度管理基準は、コンクリート工事の養生分野の中心的な論点です。


問20 コンクリート工事(品質管理:受入検査・強度試験・補正値)

コンクリートの品質管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. レディーミクストコンクリートの受入検査では、スランプ・空気量・塩化物量・コンクリート温度等を確認し、荷卸し地点で所定の規格値を満たしているかを判定する。
  2. 圧縮強度試験の判定基準は、1回の試験結果が購入者の指定した呼び強度の85%以上であり、かつ3回の試験結果の平均値が呼び強度以上であることとされている。
  3. 構造体強度補正値は、気温等の施工条件によるコンクリート強度発現の遅れを見込んで、呼び強度(調合管理強度)を設計基準強度に一定値を加えて設定するための補正値であり、一般に3又は6とされている。
  4. 構造体強度補正値は、コンクリートの打込みから材齢28日までの期間の気温にかかわらず一定の値を用いることとされており、寒冷期・暑熱期による値の使い分けは行わない。

解答・解説

正答: 4

  1. 適当。レディーミクストコンクリートの受入検査項目として正しい記述です。
  2. 適当。圧縮強度試験の判定基準(1回85%以上・3回平均で呼び強度以上)として正しい記述です。
  3. 適当。構造体強度補正値の考え方(呼び強度=設計基準強度+補正値、標準は3又は6)として正しい記述です。
  4. 最も不適当。 構造体強度補正値は、コンクリートの打込みから材齢28日までの期間の予想平均気温に応じて使い分けられ、気温が低い時期(目安として8℃未満)や気温が高い時期(目安として25℃を超える期間)には、より大きな値(6)を用いることとされています。「気温にかかわらず一定の値を用いる」という記述は誤りです。

出題根拠: 構造体強度補正値の考え方と、気温条件による値の使い分けは、コンクリート工事の品質管理分野で頻出のテーマです。


直前チェックリスト

20問で扱った論点に加えて、直前期に暗記の抜け漏れがないか最終確認しておきたい項目を以下にまとめます。

  • 鉄筋の折曲げ内法直径(D16以下は鉄筋径の3倍以上、D19〜D41は4倍以上)を、鋼種にかかわらず正確に区別できるか
  • 継手位置は応力の小さい位置に設け、隣り合う継手をずらして分散配置するという原則を説明できるか
  • 重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手それぞれの適用範囲と、必要な品質管理(圧接技量資格者・外観検査・超音波探傷検査等)の違い
  • ガス圧接継手の外観検査基準(ふくらみの直径1.4倍以上・長さ1.1倍以上・偏心量1/5以下・折れ曲がり2度以下)
  • 機械式継手(ねじ節継手等)が主に太径(おおむねD19以上)の鉄筋に用いられること
  • スペーサーの設置数の目安(床版・はりの底部は1㎡あたり4個程度、壁・柱の側面は1㎡あたり2個程度)と、プラスチック製スペーサーの使用制限(側面限定)
  • パイプサポートの継手制限(3本以上継がない・4以上のボルトで固定)と、水平つなぎの設置基準(高さ3.5m超で2m以内ごとに2方向)
  • 型枠の側圧に影響する要因(打込み速さ・気温・コンクリートヘッド・スランプ)それぞれの増減方向
  • スラブ下・梁下の支柱の存置期間(設計基準強度の85%以上又は12N/mm²以上/100%以上)と、せき板の存置期間(圧縮強度5N/mm²程度)との違い
  • 塩化物イオン量の規定値(原則0.30kg/m³以下、承認を受けた場合は0.60kg/m³以下)
  • 単位水量の上限の目安(185kg/m³以下)
  • 練混ぜから打込み終了までの時間の限度(外気温25℃未満120分以内・25℃以上90分以内)と、打重ね時間間隔の基準(外気温25℃未満150分以内・25℃以上120分以内)との違い
  • 湿潤養生期間(早強ポルトランドセメント3日以上・普通ポルトランドセメント5日以上・混合セメント7日以上)
  • 寒中コンクリート(打込み時の温度5〜20℃)・暑中コンクリート(打込み時の温度35℃以下)の温度管理基準
  • 圧縮強度試験の判定基準(1回の試験結果が呼び強度の85%以上、3回の試験結果の平均値が呼び強度以上)と、構造体強度補正値(標準は3、気温条件によっては6)の考え方

このリストにチェックが入らない項目があれば、当サイトの該当する単元記事に戻って復習しておくことをおすすめします。


まとめ

この第3集では、鉄筋工事・型枠工事・コンクリート工事というRC躯体工事の中核部分に的を絞り、20問という規模で数値基準を中心に整理しました。これらの工種は、似た数値・似た名称が近接して登場するため、単独で覚えていても本番では混同してしまいやすい分野です。この記事の解説では、あえて似た基準どうしを対比させる形で解説を書いていますので、練混ぜから打込み終了までの時間と打重ね時間間隔の違い、せき板の存置期間と支柱の存置期間の違いのように、「どちらがどちらの基準だったか」を今一度整理し直す機会にしていただければと思います。試験本番では、文章量の多い問題に時間をかけすぎず、判断に迷う問題はいったん保留にして解ける問題から確実に得点し、残り時間で見直すという進め方を心がけてください。


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