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環境工学

【令和8年度】一級建築士 学科「環境・設備」予想問題 第3集|日照・採光・色彩・音響20問

環境・設備の直前予想問題(第1集)第2集では、環境工学I(伝熱・結露・温熱環境・換気)と建築設備を中心に問題を収録しましたが、環境・設備という科目にはもう一つ大きな柱があります。光と音、すなわち日照・採光・照明・色彩・音響を扱う「環境工学II」の領域です。この領域は数値や単位の種類が多く、似た指標同士を混同しやすいために、直前期になっても苦手意識を引きずったまま本番を迎える受験生が少なくないのではないかと筆者は考えています。

この第3集では、日照・日射、採光・昼光、照明、色彩、音響の5分野に絞って筆者が独自に作成した予想問題を20問収録しました。第1集・第2集と重複する論点は避け、日照では日影規制の対象や測定面の高さ、採光では基準昼光率や天窓の採光効率、照明では測光量の単位系や配光曲線・照明率、色彩ではマンセル表色系や安全色、音響では遮音等級(D値・L値)や室形状に起因する音響障害など、より踏み込んだ内容を中心に構成しています。逆2乗則による照度計算、音圧レベルの合成計算、残響時間の計算という3問の計算問題も組み込み、いずれも清書する前に筆者自身で数値を検算しています。

なお本問題集は筆者(当サイト)が独自に作成した予想問題であり、実際の試験問題の的中や出題を保証するものではありません。受験にあたっては最新の法令・公式発表をご確認ください。数値基準や法令については2026年7月時点の情報をもとに作成していますが、実際の試験前には必ずご自身でも最新の公式情報をご確認いただくようお願いします。

環境・設備という科目全体の位置づけを先に確認しておきたい方は、一級建築士「環境・設備」の学習ガイドを一度確認しておくと、この記事の20問がどの単元に対応しているかが把握しやすくなります。


出題傾向と予想の考え方

環境工学IIに分類される日照・採光・照明・色彩・音響は、いずれも「量を表す指標が複数あり、それぞれの単位と定義を混同させる」出題パターンが多いと筆者は捉えています。たとえば光束・光度・照度・輝度はすべて光の量に関する指標でありながら単位も定義も異なりますし、遮音のD値と床衝撃音のL値は数字の大小が逆方向に評価されます。こうした「似ているが方向性が逆」の知識をどれだけ正確に区別できるかが、この分野の得点を左右すると考えています。

分野 テーマ 頻出度の目安 対応する問番号
日照・日射 可照時間・日照率 問1
日照・日射 方位別日射量の季節比較 問2
日照・日射 日影曲線 問3
日照・日射 日影規制の対象・測定面高さ 問4
採光・昼光 昼光率の構成(直接・間接) 問5
採光・昼光 基準昼光率 問6
採光・昼光 天窓と側窓の採光効率 問7
採光・昼光 グレア(不快・減能) 問8
照明 測光量の単位系 問9
照明 逆2乗則の計算 問10
照明 配光曲線・照明率・保守率 問11
照明 均斉度・照明計画(UGR) 問12
色彩 マンセル表色系 問13
色彩 色の心理効果 問14
色彩 面積効果 問15
色彩 安全色 問16
音響 遮音等級(D値・L値) 問17
音響 室形状に起因する音響障害 問18
音響 音圧レベルの合成計算 問19
音響 残響時間の計算 問20

以下の20問は、この表の順に沿って出題しています。計算問題は問10・問19・問20の3問で、いずれも清書する前に筆者自身で数値を検算しています。


予想問題20問

問1(可照時間・日照率)

可照時間・日照時間に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 可照時間とは、天候にかかわらず、太陽が地平線上にある理論上の時間(日の出から日の入りまでの時間)をいう。
  2. 可照時間は緯度と季節(太陽の赤緯)によって定まる値であり、夏至と冬至における可照時間の差は、低緯度地方よりも高緯度地方の方が大きくなる傾向がある。
  3. 実際に地表が日射を受けている時間である日照時間は、可照時間から雲量等によって日射が遮られた時間を差し引いたものであり、可照時間を上回ることはない。
  4. 可照時間は、その年の天候条件によって変化する値であり、同じ緯度・同じ季節であっても年によって異なる。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。可照時間は太陽の位置に関する幾何学的な値であり、天候とは無関係に定まります。
  2. 正しい記述です。高緯度地方ほど夏至と冬至で太陽の軌道(南中高度・日の出没方位)の差が大きくなるため、可照時間の季節差も大きくなります。
  3. 正しい記述です。日照時間は可照時間のうち実際に日射があった時間を指すため、可照時間を超えることはありません。
  4. 誤りです。可照時間は緯度と太陽の赤緯(季節)のみによって一意に定まる理論値であり、天候の影響を受けません。天候によって変化するのは日照時間(および日照率)の側であり、可照時間そのものではありません。

出題根拠: 可照時間と日照時間・日照率の違いは、日射・日照分野の前提知識として頻出です。天候の影響を受けるのはどちらの指標かを取り違えさせる出題は、令和8年度も予想されます。詳しくは日照・日射・日影の基礎で解説しています。


問2(方位別日射量の季節比較)

建物の各方位が受ける日射量の季節変化に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 南面の鉛直面が受ける日射量は、太陽高度の低い冬期の方が、太陽高度の高い夏期よりも大きくなる傾向がある。
  2. 東面・西面の鉛直面が受ける日射量は、太陽高度が低く、かつ東面・西面に対してほぼ正対する朝夕の時間帯に大きくなりやすい。
  3. 水平面が受ける日射量は、太陽高度が最も高くなる夏至の頃に、年間を通じて最大となる傾向がある。
  4. 北面の鉛直面は、日本国内の夏期であっても、直達日射をまったく受けることがない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。冬期は太陽高度が低いため、南面の鉛直面に対して太陽光が正対に近い角度で入射しやすく、南面が受ける日射量はむしろ夏期より大きくなる傾向があります。
  2. 正しい記述です。東面・西面は太陽高度が低く方位角も正対に近づく朝・夕の時間帯に、強い日射を受けやすくなります。
  3. 正しい記述です。水平面は太陽高度が高いほど日射を強く受けるため、夏至の頃に年間最大となる傾向があります。
  4. 誤りです。日本国内であっても夏至前後の緯度条件によっては、日の出・日の入り直後の太陽方位角が北寄りになる時間帯があり、この間は北面の鉛直面もわずかながら直達日射を受けることがあります。「まったく受けることがない」という言い切りは誤りです。

出題根拠: 方位別の日射量の季節変化は、日照設計・日射遮蔽計画の基礎として頻出です。夏至前後の北面日射という例外的な現象は、意外性のあるひっかけとして令和8年度も出題が予想されます。詳しくは日照・日射・日影の基礎で解説しています。


問3(日影曲線)

日影曲線に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 日影曲線は、建築物の高さを一定とした場合に、時刻ごとの影の先端の位置をつなげて描いた曲線である。
  2. 日影曲線図を用いることで、ある時刻における建築物の影が敷地内外のどの範囲まで達するかを検討することができる。
  3. 日影曲線は緯度によって形状が異なるため、日影規制の検討に用いる日影曲線図は、対象敷地の緯度に応じたものを用いる必要がある。
  4. 日影曲線は、建築物の高さにかかわらず常に同一の形状となるため、高さの異なる建築物の影を検討する際にも1種類の曲線図をそのまま用いることができる。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。日影曲線は建物高さを基準に、時刻ごとの影の先端位置を結んだ曲線として描かれます。
  2. 正しい記述です。日影曲線図により、任意の時刻における影の到達範囲を読み取ることができます。
  3. 正しい記述です。太陽の軌道は緯度によって異なるため、日影曲線の形状も緯度ごとに異なり、検討には対象地の緯度に応じた図を用います。
  4. 誤りです。日影の長さは建築物の高さに比例して変化するため、高さが異なれば影の到達範囲も変わります。日影曲線図は、建物高さを基準単位とした倍率で影の長さを読み取る使い方をするものであり、高さにかかわらず同一の形状のまま使えるわけではありません。

出題根拠: 日影曲線の性質(緯度依存性・建物高さとの関係)は、日影図の作成・読み取りの前提知識として頻出です。詳しくは日照・日射・日影の基礎で解説しています。


問4(日影規制の対象・測定面高さ)

建築基準法における日影規制に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 日影規制は、対象区域内において、一定の高さを超える建築物や一定の階数以上の建築物を規制対象とする制度である。
  2. 日影規制における日影時間の測定は、地盤面ではなく、一定の高さに設定した水平面(測定面)を基準として行われる。
  3. 日影規制の対象となる測定面の高さは、用途地域等の区分に応じて、条例等により1.5m・4m・6.5mなどの中から選択的に定められている。
  4. 日影規制の測定面の高さは、全国一律に地盤面から10mと定められており、地域や条例による差はない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。日影規制は、対象区域内で一定の高さ・階数を超える建築物を対象に規制する仕組みです。
  2. 正しい記述です。日影時間は地盤面そのものではなく、一定の高さに設定した測定面における日影時間として評価されます。
  3. 正しい記述です。測定面の高さは、地方公共団体の条例等により、用途地域の区分に応じて1.5m・4m・6.5mなどの中から定められます。
  4. 誤りです。測定面の高さは全国一律ではなく、用途地域の区分や地方公共団体の条例によって異なる値が定められています。「全国一律に10m」という記述は測定面高さの制度趣旨と矛盾します。

出題根拠: 日影規制の対象建築物の要件や測定面高さの考え方は、基準日(冬至)とあわせて頻出の論点であり、令和8年度も出題が予想されます。詳しくは日照・日射・日影の基礎で解説しています。


問5(昼光率の構成)

昼光率の構成に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 室内のある点における昼光率は、直接昼光率と間接昼光率を合計したものとして表すことができる。
  2. 直接昼光率は、天空からの光が窓等の開口部を通して直接その点に到達する成分による昼光率である。
  3. 間接昼光率は、屋外や室内の壁・天井等で反射した光がその点に到達する成分による昼光率である。
  4. 室の内装材の反射率は、直接昼光率の大きさには影響するが、間接昼光率の大きさには影響しない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。昼光率は直接昼光率と間接昼光率の合計として捉えることができます。
  2. 正しい記述です。直接昼光率は天空光が開口部を通じて直接到達する成分です。
  3. 正しい記述です。間接昼光率は室内外の面で反射した光による成分です。
  4. 誤りです。内装材(壁・天井・床等)の反射率は、室内で反射を繰り返す間接昼光率の大きさに大きく影響します。一方、直接窓から入射する直接昼光率は主に開口部の形状・位置に左右される成分であり、内装材の反射率の影響は間接昼光率の方が大きく受けます。設問はこの影響関係を取り違えています。

出題根拠: 昼光率を直接成分と間接成分に分けて捉える考え方は、採光計画の基礎として頻出です。内装材の反射率がどちらの成分に主に影響するかは、令和8年度も出題が予想される論点です。詳しくは採光・昼光率の基礎で解説しています。


問6(基準昼光率)

基準昼光率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 基準昼光率は、居室の用途や求められる視作業の精密さに応じて、用途ごとに異なる値が設定される考え方に基づく指標である。
  2. 精密な視作業を伴う室ほど、一般に高い基準昼光率が求められる傾向にある。
  3. 基準昼光率は採光計画上の目安として用いられる値であり、実際の昼光率がこれを下回ったとしても、そのことのみをもって建築基準法上の採光規定に直ちに違反するわけではない。
  4. 基準昼光率は、すべての用途の室において同一の値が用いられ、室の用途による差は設けられていない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。基準昼光率は用途・視作業の精密さに応じて異なる値が設定される考え方に基づきます。
  2. 正しい記述です。精密な視作業を要する室ほど、より明るい採光環境が求められるため、基準昼光率も高く設定される傾向にあります。
  3. 正しい記述です。基準昼光率は設計上の目安であり、建築基準法上の採光有効面積の規定(床面積の1/20等)とは別建ての指標です。
  4. 誤りです。基準昼光率は室の用途・視作業の精密さに応じて異なる値が設定されるものであり、すべての室で同一というのは選択肢1・2の内容と矛盾します。

出題根拠: 基準昼光率が用途によって異なるという考え方と、建築基準法上の採光規定とは別の指標であるという区別は、採光計画の基礎として頻出です。詳しくは採光・昼光率の基礎で解説しています。


問7(天窓と側窓の採光効率)

天窓(トップライト)と側窓の採光効率の比較に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 天窓は、天空の広い範囲からの光を直接取り入れやすいため、同じ開口面積の側窓と比較して採光効果が高いとされている。
  2. 天窓は側窓と比較して、室の奥行き方向で昼光率が均一になりやすいという特徴がある。
  3. 天窓は採光効果が高い反面、夏期の直達日射や熱負荷、雨仕舞い等への配慮が側窓よりも重要になる。
  4. 天窓は直射日光が室内に入りにくい構造であるため、側窓と比較してグレア(まぶしさ)の問題が生じることはない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。天窓は天空全体を見込みやすい位置にあるため、側窓よりも採光効率が高くなります。
  2. 正しい記述です。天窓は室のどの位置からもほぼ均等に天空を見込めるため、側窓のように窓からの距離で昼光率が大きく低下しにくく、室奥まで比較的均一な採光が得られやすくなります。
  3. 正しい記述です。天窓は採光上有利な反面、夏期の日射熱負荷や防水・雨仕舞いへの配慮がより重要になります。
  4. 誤りです。天窓は上方に開口があるぶん、太陽高度が高い時間帯には直射日光がそのまま室内に入り込みやすく、視野の上方に強い輝度の点が生じるグレアの問題がむしろ生じやすい開口部です。実務上は拡散ガラスやブラインド等での対策が必要になる場合が多く、「グレアの問題が生じることはない」という言い切りは誤りです。

出題根拠: 天窓の採光効率の高さと、それに伴う熱負荷・グレアといったデメリット面をあわせて問う出題は、採光計画の実務的な理解を試す論点として令和8年度も出題が予想されます。詳しくは採光・昼光率の基礎で解説しています。


問8(グレア)

グレア(まぶしさ)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 不快グレアは、まぶしさによって不快感を生じさせる現象であり、必ずしも視作業能力の低下を伴うとは限らない。
  2. 減能グレアは、まぶしい光が視対象からの光と網膜上で重なることなどにより、対象の見えやすさ(視認性)そのものを低下させる現象である。
  3. 窓からの昼光による不快グレアは、窓面の輝度と周囲の壁面等の輝度の差が大きいほど生じやすいとされている。
  4. 不快グレアと減能グレアは原因も影響もまったく別の現象であり、同一の光源が両方を同時に引き起こすことはない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。不快グレアは不快感を伴う現象であり、視作業能力の低下を必ずしも伴いません。
  2. 正しい記述です。減能グレアは視認性そのものを低下させる現象として区別されます。
  3. 正しい記述です。窓面と周囲の輝度差が大きいほど不快グレアが生じやすくなります。
  4. 誤りです。不快グレアと減能グレアはいずれも過度な輝度・輝度差によって生じるグレア現象の異なる側面であり、たとえば強い逆光の窓のように、同一の光源が不快感(不快グレア)と見えにくさ(減能グレア)の両方を同時に引き起こすことは十分にあり得ます。両者を完全に無関係とする記述は誤りです。

出題根拠: 不快グレアと減能グレアの違いと、両者が排他的な現象ではないという理解は、採光・照明計画の複合領域として頻出です。詳しくは採光・昼光率の基礎で解説しています。


問9(測光量の単位系)

光に関する測光量とその単位に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 光束は、光源から放射される光の量を人の目の感度で重みづけして表した量であり、単位はルーメン(lm)で表される。
  2. 光度は、光束を立体角で除した量であり、単位はカンデラ(cd=lm/sr)で表される。
  3. 照度は、ある面が単位面積あたりに受ける光束を表す量であり、単位はルクス(lx=lm/m²)で表される。
  4. 輝度は、光度を面積で除した量であるため、照度と同じくルクス(lx)で表される。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。光束は人の視感度で重みづけした光の放射量で、単位はlmです。
  2. 正しい記述です。光度は光束を立体角(sr)で除した量で、単位はcdです。
  3. 正しい記述です。照度は受光面の単位面積あたりの光束で、単位はlxです。
  4. 誤りです。輝度は光度を見かけの面積で除した量であり、単位はカンデラ毎平方メートル(cd/m²)で表されます。輝度と照度は「光を受ける面」と「光を発する(または反射する)面」という異なる対象を扱う別の量であり、輝度の単位がlxになることはありません。

出題根拠: 光束・光度・照度・輝度という4つの測光量の定義と単位の対応関係は、照明分野の最も基本的な頻出論点です。輝度の単位をlxと誤認させる出題は令和8年度も予想されます。


問10(逆2乗則の計算)

光度800cdの点光源の直下に水平面を設けた場合の照度に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、点光源からの光は入射角にかかわらず面に対して垂直に入射するものとする。

  1. 光源の直下2mの位置における水平面照度は、800を2の2乗(4)で除して200lxと求められる。
  2. 光源の直下4mの位置における水平面照度は、直下2mの位置の照度の半分にあたる100lxとなる。
  3. 光度が2倍の1600cdになった場合、直下2mの位置における水平面照度も2倍の400lxとなる。
  4. 照度は、光源からの距離の2乗に反比例するという関係(逆2乗則)に従う。

解答・解説

正答は2です。

  1. 正しい記述です。E=I/r²の関係から、800÷2²=800÷4=200lxとなります。
  2. 誤りです。逆2乗則により、距離4mの位置の照度は800÷4²=800÷16=50lxとなります。距離が2倍になると照度は2分の1ではなく4分の1になるため、「半分の100lx」という記述は誤りです。距離と照度の関係を単純な反比例(距離の1乗に反比例)と混同したひっかけです。
  3. 正しい記述です。照度は光度に比例するため、光度が2倍になれば同じ距離での照度も2倍になります。800÷2²=200lxの2倍で400lxとなります。
  4. 正しい記述です。点光源による照度は、光源からの距離の2乗に反比例するという逆2乗則に従います。

出題根拠: 逆2乗則(E=I/r²)を用いた照度計算は、照明分野の計算問題として最も出題頻度の高いパターンの一つです。「距離が2倍になれば照度は半分になる」という誤った直線的な比例関係を選ばせるひっかけは、令和8年度も出題が予想されます。


問11(配光曲線・照明率・保守率)

照明設計に用いられる配光曲線・照明率・保守率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 配光曲線は、光源や照明器具から各方向へ向かう光度の分布を、極座標等を用いて表したものである。
  2. 照明率は、光源から放射される全光束のうち、作業面に到達する光束の割合を表す係数であり、室の大きさや内装の反射率、器具の配光特性等によって変化する。
  3. 保守率は、照明器具の経年劣化や汚れ等による光束の減少を見込んだ係数であり、常に1.0を超える値として設定される。
  4. 平均照度は、光源1灯あたりの光束・灯数・照明率・保守率を乗じた値を、作業面の面積で除すことで求めることができる。

解答・解説

正答は3です。

  1. 正しい記述です。配光曲線は器具の配光特性を極座標等で表したものです。
  2. 正しい記述です。照明率は室形状・反射率・器具特性等に応じて変化する係数です。
  3. 誤りです。保守率は経年劣化や汚れによる光束の減少を見込んで設定される係数であるため、常に1.0以下の値となります。「常に1.0を超える」という記述は保守率の趣旨と矛盾します。
  4. 正しい記述です。平均照度は、E=(F×N×U×M)/A(F:1灯あたりの光束、N:灯数、U:照明率、M:保守率、A:面積)という式で求められます。

出題根拠: 照明率・保守率の定義と、平均照度算定式(FNUM/A)の構成要素の理解は、照明計画の計算問題の前提として頻出です。保守率が1.0を超えることはないという性質は、令和8年度も出題が予想される論点です。


問12(均斉度・照明計画)

照度の均斉度と照明計画に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 照度の均斉度は、作業面における照度分布の均一性を表す指標であり、一般に最低照度を最高照度(または平均照度)で除した値で表される。
  2. 均斉度の値が1に近いほど、室内の照度分布はより均一であることを示す。
  3. UGR(統一グレア評価値)は、照明器具からのグレアの程度を評価するための指標であり、値が大きいほど不快グレアの程度が大きいことを示す。
  4. UGRは、値が大きいほど不快グレアの程度が小さいことを示す指標であり、値が0に近いほどまぶしさが強いことを意味する。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。均斉度は最低照度と最高照度(または平均照度)の比で表される指標です。
  2. 正しい記述です。均斉度が1に近いほど照度分布は均一になります。
  3. 正しい記述です。UGRは値が大きいほど不快グレアの程度が大きいことを示す指標です。
  4. 誤りです。選択肢3の内容と矛盾しており、UGRは値が大きいほどまぶしさ(不快グレア)の程度が大きいことを示す指標です。値が小さいほどまぶしさが小さいことを意味します。

出題根拠: 均斉度の定義とUGRの評価方向(値が大きいほどまぶしいのか、小さいほどまぶしいのか)は、照明計画の実務に直結する頻出論点であり、令和8年度も出題が予想されます。


問13(マンセル表色系)

マンセル表色系に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. マンセル表色系は、色を色相・明度・彩度の3属性で表す表色系であり、一般に「色相 明度/彩度」の順で表記される。
  2. マンセル明度は、理想的な黒を10、理想的な白を0として、0から10までの数値で表される。
  3. 無彩色(白・灰色・黒)は色相を持たず、明度のみによって位置づけられる。
  4. マンセル彩度は、値が大きいほど色みの強さ(鮮やかさ)が高いことを示し、無彩色に近づくほど彩度の値は小さくなる。

解答・解説

正答は2です。

  1. 正しい記述です。マンセル表色系は「色相 明度/彩度」の順で表記されます。
  2. 誤りです。マンセル明度は、理想的な黒を0、理想的な白を10として、0から10までの数値で表されます。設問は黒と白の数値を逆にしています。
  3. 正しい記述です。無彩色は色相を持たず、明度のみで位置づけられます。
  4. 正しい記述です。彩度は色みの強さを表し、値が小さいほど無彩色に近づきます。

出題根拠: マンセル明度が「黒0・白10」であるという方向性を逆にするひっかけは、色彩分野で繰り返し出題される定番論点です。令和8年度も出題が予想されます。詳しくは色彩・測光・照度の基礎で解説しています。


問14(色の心理効果)

色の心理的効果に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 暖色系の色は、寒色系の色と比較して、実際の距離よりも近くにあるように感じられる進出色としての性質を持つ傾向がある。
  2. 明度の高い(明るい)色は、明度の低い(暗い)色と比較して、同じ大きさでもより大きく見える膨張色としての性質を持つ傾向がある。
  3. 寒色系の色は、暖色系の色と比較して、実際の距離よりも遠くにあるように感じられる後退色としての性質を持つ傾向がある。
  4. 色の温度感(暖色・寒色の印象)は色相のみによって決まり、明度や彩度が異なっても、同じ色相であれば心理的な温かさ・冷たさの感じ方は変化しない。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。暖色は進出色としての性質を持つとされています。
  2. 正しい記述です。明度の高い色は膨張色としての性質を持つとされています。
  3. 正しい記述です。寒色は後退色としての性質を持つとされています。
  4. 誤りです。色の心理的な温かさ・冷たさの印象は色相が主要な要因ですが、明度・彩度によっても感じ方の強弱が変化するとされています。「色相のみで決まり、明度・彩度の影響を受けない」という言い切りは誤りです。

出題根拠: 進出色・後退色・膨張色・収縮色という色の心理効果の基本は色彩計画の頻出論点であり、色相以外の要素の影響を否定する言い切り表現は誤りの選択肢として狙われやすいパターンです。詳しくは色彩・測光・照度の基礎で解説しています。


問15(面積効果)

色彩における面積効果に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 面積効果とは、同一の色であっても、それが適用される面積が大きくなるほど、明度・彩度が色見本で見るよりも高く(鮮やかに)感じられる現象をいう。
  2. 面積効果を考慮すると、小さな色見本で選んだ色をそのまま大面積の壁面等に適用すると、想定よりも明るく鮮やかな印象になりやすい。
  3. 面積効果を考慮した色彩計画では、大面積に用いる色を、色見本よりもやや彩度・明度を抑えた色に調整することが有効とされている。
  4. 面積効果は、色を適用する面積の大小にかかわらず、常に一定の見え方となる現象を指す。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。面積効果は面積が大きいほど明度・彩度が強く感じられる現象です。
  2. 正しい記述です。小面積の色見本をそのまま大面積に用いると、想定より鮮やかに見えやすくなります。
  3. 正しい記述です。大面積用途では彩度・明度をやや抑えて選定することが有効とされています。
  4. 誤りです。面積効果はまさに面積の大小によって色の見え方が変化する現象を指すため、「常に一定の見え方となる」という記述は定義そのものと矛盾します。

出題根拠: 面積効果は内外装の色彩計画で実務的にも重要な概念であり、令和8年度も出題が予想されます。詳しくは色彩・測光・照度の基礎で解説しています。


問16(安全色)

JISに基づく安全色に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 安全色における赤は、防火・禁止・停止など、高度な危険を伴う内容を示す色として用いられる。
  2. 安全色における緑は、安全状態や避難場所・進行を示す内容を示す色として用いられる。
  3. 安全色における黄は、注意を促す内容を示す色として用いられ、黒との組み合わせ(縞模様等)で用いられることが多い。
  4. 安全色における青は、危険や禁止を示す色として、赤と同様の意味で用いられる。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。赤は防火・禁止・停止等の高度な危険を示す安全色です。
  2. 正しい記述です。緑は安全状態・避難場所・進行を示す安全色です。
  3. 正しい記述です。黄は注意を示す安全色で、黒との組み合わせで視認性を高める使い方が代表的です。
  4. 誤りです。安全色における青は、危険・禁止を示す赤とは異なり、指示・誘導(特定の行動を促す案内)を示す色として用いられます。赤と同様の意味で使われるという記述は誤りです。

出題根拠: 安全色の色ごとの意味(赤・黄赤・黄・緑・青・赤紫)の区別は、色彩の実務的な応用として出題される論点であり、青と赤の意味を混同させる出題は令和8年度も予想されます。


問17(遮音等級:D値・L値)

遮音等級(D値・L値)に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 壁や床の空気音に対する遮音性能を表すD値は、透過損失の程度に基づく等級であり、D値の数字が大きいほど遮音性能が高いことを示す。
  2. 床衝撃音に対する遮音性能を表すL値は、L値の数字が小さいほど遮音性能が高い(衝撃音が伝わりにくい)ことを示す。
  3. L値は軽量床衝撃音・重量床衝撃音のそれぞれについて評価することができ、同じ床構造であっても両者のL値は必ずしも一致しない。
  4. D値・L値は、いずれも数字が大きいほど遮音性能が高いことを示す等級であり、評価の方向性は共通している。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。D値は数字が大きいほど遮音性能(透過損失)が高いことを示します。
  2. 正しい記述です。L値は数字が小さいほど衝撃音が伝わりにくく、遮音性能が高いことを示します。
  3. 正しい記述です。軽量床衝撃音と重量床衝撃音では周波数特性が異なり、同じ床構造でもL値が一致するとは限りません。
  4. 誤りです。D値は数字が大きいほど良く、L値は数字が小さいほど良いという、評価の方向性が逆になる等級です。「いずれも数字が大きいほど良い」という記述はL値の評価方向を取り違えています。

出題根拠: D値とL値で評価の方向性(大きいほど良いか、小さいほど良いか)が逆であるという点は、遮音等級の分野で最も間違えやすい頻出論点です。令和8年度も出題が予想されます。詳しくは音響(遮音・吸音・残響)の基礎で解説しています。


問18(室形状に起因する音響障害)

室形状に起因する音響障害に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. フラッターエコーは、向かい合う平行な硬い壁面等の間で音が繰り返し反射することで、びりつくような音として知覚される現象をいう。
  2. ロングパスエコーは、直接音と反射音の経路差が大きい場合に、反射音が明瞭に遅れて知覚される現象をいう。
  3. 凹面形状の壁・天井は、音を1点に集中させる音の焦点を生じさせやすく、ホール等の設計では避けるべき形状の一つとされている。
  4. フラッターエコーは、吸音性能の高い仕上げ材を用いた室ほど発生しやすい現象であり、硬く反射性の高い仕上げでは発生しにくい。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。フラッターエコーは平行な硬い壁面間での多重反射によって生じます。
  2. 正しい記述です。ロングパスエコーは経路差の大きい反射音が遅れて明瞭に聞こえる現象です。
  3. 正しい記述です。凹面形状は音の焦点を生じさせやすく、ホール設計では避けられる形状です。
  4. 誤りです。フラッターエコーは、音を反射しやすい硬く平滑な仕上げ材を、平行な面に用いた場合に発生しやすい現象です。吸音性能の高い仕上げ材は音を吸収するため、フラッターエコーはむしろ発生しにくくなります。設問は関係を逆にしています。

出題根拠: フラッターエコー・ロングパスエコー・音の焦点という室形状に起因する音響障害は、ホールや会議室等の音響設計で実務的にも重要な論点であり、令和8年度も出題が予想されます。詳しくは音響(遮音・吸音・残響)の基礎で解説しています。


問19(音圧レベルの合成計算)

音圧レベル70dBの機械音源を複数台同時に稼働させた場合の合成音圧レベルに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、合成音圧レベルは10×log10(n)(nは音源の台数)を単一音源の音圧レベルに加算することで概算できるものとする。

  1. この機械を2台同時に稼働させると、合成音圧レベルはおおむね73dBとなる。
  2. この機械を4台同時に稼働させると、合成音圧レベルはおおむね76dBとなる。
  3. 音圧レベルは音圧の実効値を対数で表した量であるため、同じレベルの音源を2台重ねても、単純に2倍の140dBになるわけではない。
  4. この機械を10台同時に稼働させると、合成音圧レベルは1台の場合の10倍にあたる700dBとなる。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。10×log10(2)≒3.0であるため、70+3=73dBとなります。
  2. 正しい記述です。10×log10(4)≒6.0であるため、70+6=76dBとなります。
  3. 正しい記述です。音圧レベルは対数尺度であるため、音源を2台にしても数値が単純に2倍になることはありません。
  4. 誤りです。10×log10(10)=10であるため、10台同時稼働時の合成音圧レベルは70+10=80dBです。「1台の場合の10倍の700dB」という記述は、対数尺度であるdBを線形(掛け算)に扱った誤りであり、そもそも700dBという数値自体が現実の音として成立しない値です。

出題根拠: 音圧レベルの合成が対数尺度(10×log10n)に基づくものであり、単純な線形倍数(n倍)ではないという理解は、音響分野の計算問題として頻出です。令和8年度も出題が予想されます。詳しくは音響(遮音・吸音・残響)の基礎で解説しています。


問20(残響時間の計算)

室容積500m³、室内の総吸音力(吸音力の総和)100m²の室における残響時間に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、残響時間T(秒)は、室容積V(m³)と総吸音力A(m²)を用いてT=0.161×V/Aで算定できるものとする。

  1. この条件での残響時間は、0.161×500/100からおおむね0.8秒と算定される。
  2. 他の条件を変えずに総吸音力を200m²に増やすと、残響時間はおおむね0.4秒となる。
  3. 他の条件を変えずに室容積を1000m³に増やすと、残響時間はおおむね1.6秒となる。
  4. 残響時間は室容積と総吸音力の両方に比例する関係にあるため、室容積と総吸音力をともに2倍にすると、残響時間は4倍になる。

解答・解説

正答は4です。

  1. 正しい記述です。0.161×500÷100=0.805(秒)で、おおむね0.8秒となります。
  2. 正しい記述です。0.161×500÷200=0.4025(秒)で、おおむね0.4秒となります。
  3. 正しい記述です。0.161×1000÷100=1.61(秒)で、おおむね1.6秒となります。
  4. 誤りです。残響時間の式T=0.161×V/Aは、室容積Vに比例し、総吸音力Aに反比例する関係です。室容積と総吸音力をともに2倍にすると、0.161×(2V)/(2A)=0.161×V/Aとなり、分子・分母の2倍が打ち消し合って残響時間は変化しません。「両方に比例するため4倍になる」という記述は、比例・反比例の関係を正しく整理できていない誤りです。

出題根拠: 残響時間の算定式(Sabineの式)を用いた計算問題は、音響分野で最も出題頻度の高いパターンの一つです。室容積と総吸音力を同時に変化させた場合の関係を問う出題は、比例・反比例の理解を試す応用問題として令和8年度も出題が予想されます。詳しくは音響(遮音・吸音・残響)の基礎で解説しています。


直前チェックリスト

20問で扱った論点に加え、直前期にあわせて確認しておきたい重要論点を以下にまとめます。

  • 可照時間は緯度と太陽の赤緯のみで定まる理論値であり、天候に左右されるのは日照時間・日照率の側であること
  • 南面鉛直面の日射量は冬期に、水平面の日射量は夏至の頃に、それぞれ大きくなる傾向があること
  • 日影曲線は建物高さ・緯度によって形状や倍率が変わり、1種類の図をそのまま高さの異なる建物に流用できないこと
  • 日影規制の測定面高さ(1.5m・4m・6.5m等)が用途地域・条例によって異なること
  • 昼光率は直接昼光率(開口部からの直接光)と間接昼光率(反射光)の合計であり、内装材の反射率は主に間接昼光率に影響すること
  • 基準昼光率は室の用途・視作業の精密さに応じて異なる値が設定される目安であり、建築基準法の採光規定とは別の指標であること
  • 天窓は側窓と比較して採光効率が高く、室奥まで比較的均一な昼光率が得られやすいこと
  • 不快グレアと減能グレアは異なる現象だが、同一の光源が両方を同時に引き起こしうること
  • 光束(lm)・光度(cd)・照度(lx)・輝度(cd/m²)という4つの測光量の定義と単位の対応関係
  • 逆2乗則(E=I/r²)による照度計算と、距離が2倍になれば照度は4分の1になるという関係
  • 平均照度算定式(E=FNUM/A)と、保守率が常に1.0以下の値であること
  • 均斉度の定義と、UGRは値が大きいほど不快グレアが強いことを示す指標であること
  • マンセル明度は黒0・白10で表され、彩度は値が大きいほど鮮やかであること、無彩色は色相を持たないこと
  • 暖色(進出色)・寒色(後退色)、明度の高い色(膨張色)という色の心理効果の基本
  • 面積効果により、大面積に用いる色は色見本よりもやや彩度・明度を抑えて選ぶのが有効であること
  • 安全色(赤=防火・禁止、黄=注意、緑=安全・避難、青=指示・誘導)の意味の区別
  • D値は数字が大きいほど、L値は数字が小さいほど遮音性能が高いという、評価方向が逆の等級であること
  • フラッターエコー・ロングパスエコー・音の焦点という室形状に起因する音響障害の違い
  • 音圧レベルの合成は対数(10×log10n)に基づき、線形倍数(n倍)にはならないこと
  • 残響時間は室容積に比例し総吸音力に反比例する(T=0.161V/A)ため、両方を同倍率で変えると打ち消し合うこと

まとめ

環境工学IIにあたる日照・採光・照明・色彩・音響は、指標の種類が多いぶん、直前期に「どの指標がどの単位で、どの方向(大きいほど良いのか、小さいほど良いのか)を表すのか」を1つずつ整理し直すことが得点に直結すると筆者は考えています。この20問で誤答した論点があれば、単発の暗記に戻るのではなく、関連する単元記事に戻って前後の関係ごと確認しておくことをおすすめします。試験本番では、計算問題は焦って途中式を飛ばさず、単位を書きながら一段ずつ計算する習慣が、逆2乗則や残響時間のような「反比例・比例の取り違え」を防ぐ最も確実な方法になります。


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